海外で日本のアニメが人気になったわけとは?その理由を徹底解剖!

アニメ・ゲーム・コスプレ

日本を代表するポップカルチャー「アニメ」。

日本での人気は言うまでもありませんが、海外でも大きなアニメやコスプレイベントが開かれたりするほどの人気がありますよね。

でもなぜ、アニメは海外でそこまで人気になったのでしょうか

今回は、その理由を徹底解剖していきます!

海外に日本のアニメというジャンルが広まった理由や、海外の友人に聞いてみた好きなアニメもお話ししますよ!

海外で日本のアニメが人気の理由とは?

海外でも日本のアニメが人気になった理由は、主に3つあります。それは、

1.大人でも楽しめる!
2.ジャンルの広さ
3.クオリティの高さ

です。詳しい理由を見ていきましょう!

 

海外のアニメとは違い、大人でも楽しめる!

海外で「アニメーション」というと、ほとんどの場合12歳以下の子供が見るもの

「カートゥーン」や「ディズニー」などが有名ですね。(ディズニーは大人でも楽しめるけど…)

ストーリーや絵も単純で、大人が見るようには作られてはいません。

しかし日本でアニメと言えば、子供から大人まで様々な年代の人が楽しめるように作られています。

「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」「ポケットモンスター」など子供向けの作品から、「進撃の巨人」や「デュラララ!!」「ソードアート・オンライン」など大人が見ても面白い作品が多く、年齢層も幅広いですよね。

また日本のアニメは、お決まりストーリーである「主人公は必ず勝つ」などではありません。

時には負けたり、主人公が死んでしまったり…と常に予測不能。

そういった複雑なストーリーも、海外のファンを引きつける魅力の1つなのではないでしょうか。

 

 

アニメのジャンルが広い!

日本のアニメのジャンルはとにかく広い!

恋愛、学園・青春、アクション・バトル、ロボット、ファンタジー、ダークファンタジー、サバイバル、サスペンス、近未来、ギャグ、SF、異世界、日常、スポーツ、超能力、妖怪、ホラー、歴史、アイドル…etc。

正直あげだしたらキリがない!!

ジャンルが広い分たくさんの人を引き付けることができ、アニメファンを飽きさせません。

それは海外のファンでも同じ。

種類が多いからこそ、どの国でも人気になる作品があるんですね。

ちなみに2016年、海外で最も人気になった作品は日本でも大人気の「Re: ゼロから始める異世界生活」。

アメリカ大陸、ヨーロッパ、ロシア、オーストラリアなどで圧倒的な人気を誇りました。

レムの可愛さと人気も、もちろん世界共通!

私の友人のアメリカの子も、レムのTシャツ持ってました(笑)

やっぱりレムはかわいい。うん。

他にも、サウジアラビアやアフリカでは「双星の陰陽師」が人気だったのだとか。

2018年では「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」「宇宙よりも遠い場所」などが人気だったようです。

 

アニメのクオリティが高い!

海外では(というかハリウッドかな?)では、大金をつぎ込みリアリティや派手さを追求した作品が多く作られています。

世界中を周ってロケをしたり、本物の爆薬を使って高級車を吹き飛ばしたり…。

CGにもかなりのお金が使われていますよね。

実際のディズニー映画の製作費を調べてみると、目玉が飛び出そうな金額が使われていることも。

ちなみに世界で一番制作費がかかったのは、2007年公開のジョニー・デップ主演の人気作「パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド」。

約375億1000万円、なんだとか…。

もはやどれぐらいか、想像できません(笑)

アニメ映画だと「塔の上のラプンツェル」約309億8700万円が最高額らしい。。。

恐ろしい(笑)

 

そんな桁違いの海外の作品に比べ、日本のアニメ(1クール13話計算)の制作費は約3億円

いや、それでもかなり高額に聞こえますが。。。

しかし制作費にかなりの差があるのが分かりますよね。

日本のアニメは、昔から「少ない制作費で、いかにクオリティの高い物を作るか」を求められてきました。

したがって作画などのクオリティの高さが、海外のアニメとは比べ物にならない!と言えるほど繊細です。

京アニの作画とか本当に綺麗ですよね。さっき少し登場した「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」や「Free!」などなど。

個人的には、「進撃の巨人」の空の作画がすごく好きです。

アニメ1期の13話、エレンがトロスト区の壁を大岩でふさぐシーンや、その後エレンたちのピンチに駆け付けたリヴァイの背後の空とかすごく綺麗。

キャラクターだけじゃなく、その背景も丁寧に描かれているのっていいよなあ…。

そんな例えどんなにお金があっても真似できない「クオリティの高さ」も人気の1つとなっています。

 

アニメが海外でも人気になった理由がお分かり頂けたでしょうか?

しかしアニメも、すぐに海外で人気になったわけではありません!海外で「アニメ」という言葉が知れ渡ったのには、ある理由があったんです。

それは一体…!?



海外で、日本のアニメが広まった理由とは?

1963年、アメリカで手塚治虫の「ASTRO BOY」こと「鉄腕アトム」が放送されました。

そこから少しずつ海外で「アニメ」という言葉が広がっていったのです。

そしてもう1つ、日本のアニメを有名にしたのがやっぱり「ジブリ」。

2003年に宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が第75回アカデミー賞長編アニメーション部門を受賞しました。

現在に至るまで、この賞を受賞したのはこの作品だけ。(2019年現在)

他にも「もののけ姫」「ハウルの動く城」などのジブリ作品も海外で高く評価されています。

また「千と千尋の神隠し」は2016年に、アメリカの映画サイト(The Playlist)が発表した21世紀~2016年までのアニメランキング・ベスト50の第1位にも選ばれています。

 

 

人気の日本のアニメ作品は何?実際に海外の友人に聞いてみた!

では海外では、どのアニメ作品が人気なのでしょうか?

とくに有名なのは「ナルト」「ワンピース」「鋼の錬金術師」「デスノート」「カウボーイビバップ」「ドラゴンボール」など。

まあ、たしかにそれが有名なのは知っているけれど…。

他には何が人気なの?ということで、実際に私の海外の友人に聞いてみました!

 

・18歳男子Bくんの場合(アメリカ)

ほぼ毎日アニメTシャツを着るぐらいアニメが好きなB君。

そんな彼のお気に入りは「おそ松さん」「ノラガミ」「僕のヒーローアカデミア」「青の祓魔師」「FARLY TAIL」

他にもありすぎて、長くなってしまうのでこの辺で省略です(笑)

日本でも大人気の作品ですよね!とくにジャンプ系の作品が好きみたい。

アメコミとかも好きらしいので、やっぱりアメリカの国民性(ヒーローものが好き、みたいな)と通じるものがあるのかな?

幼い頃好きだったのは「家庭教師ヒットマンREBORN」と「ドラゴンボール」。

子供の頃の思い出のアニメで、自分にとってのアニメの原点だと語っていました。

ちなみに女性キャラクターでお気に入りなのは「リゼロ」のレム

レムの可愛さはどこの国でもやっぱり同じ!なんせかわいい。

そして今は「七つの大罪」に激ハマり中です。



・25歳男子Sくんの場合(アメリカ)

Sくんのお気に入りは、断然「デスノート」!

いかにデスノートが面白いか、たくさん語ってくれました。

ちなみに好きなキャラクターはL。ライトは嫌いらしいです…。

理由は「Lを殺したから」。

「Lはライトの事を初めての友達だと呼んだのに殺すなんて!それにミサはライトを愛していたのに、彼女を殺したがっていた!ライトは賢いやつだけど、心がないし頭がイカれてる!」と熱く語っていました(笑)

ま、まあ推しキャラが殺されたら当然殺したキャラは嫌いになっちゃうよなあ…。うん分かる。

私はライトの事も好きだけど。面白いし。あ、でも友達にはなりたくない…。

「デスノート」は海外でもかなりの人気を誇った作品なので、海外でも知っている人が多いですね。

2007年、ベルギーで実際に「キラ」を名乗る殺人犯が現れたり、2013年にはアメリカで中学生がデスノートを作り、そこに教師や生徒の名前を書き停学処分を受ける事件があったことも…。

デスノートを見たことがある人なら、一度はデスノートを作ったり使う妄想ぐらいしたことあるはず。

そのデスノートの影響力も、日本でも海外でも共通なんですね(笑)

 

 

・17歳女子Mちゃんの場合(イラン)

彼女のお気に入りは「暗殺教室」と「進撃の巨人」。特に赤羽業とリヴァイがもう大好き!

カルマのお嫁さんになるのが夢らしく「もうセクシーすぎる!リヴァイの声も最高にかっこいい!」と話していました。

彼女に彼らの名前を言うと、もうマシンガントークが止まらなくなって大変です(笑)

しかし声にまで注目しているとは…!

日本ではもちろん「声優」は大人気ですが、海外では吹き替え版で見る人もいますし、言語の壁があるので「声で人を好きになる」ということは少ないイメージ

声がかっこいい、と聞いた瞬間に「あ、私この子と親友になれる」と思いました(声優オタク)

彼女曰く、イランにもたくさんのオタクがいるらしく…!

「私もオタクだし、私の親友も親友も同じオタクだよ!イランにもたくさんのアニメファンやマンガ好きがいるわ!」だそう。

イランにまでアニメ好きがいるとは、ビックリだけれど嬉しいですね!

 

 

・16歳女子Aちゃんの場合(イタリア)

彼女が好きなのは「銀魂」と「ワンピース」。特に「銀魂」の銀さんと神楽が大好きです。

グッズも多く集めており、銀さんフィギュアだけでなく、高杉・土方・沖田・山崎も部屋に飾っています。

アニメを好きになったのは兄がオタクだったからで、彼の影響でアニメを見るようになったのだとか。

ちなみにお兄ちゃんは家に何十冊も漫画を本棚に並べているらしいです。

壁一面に漫画を並べた部屋、やっぱりアニオタならやりたくなっちゃう(笑)

買いだすと全巻そろえて並べたくなりますよね。分かりみが深い。

 

 

まとめ

今回は「なぜ海外で日本のアニメが人気になったのか」、そのわけを私なりの理由でまとめさせていただきました。

でも一番私が納得した理由は、海外の知恵袋的なサイトで見つけたこちらの意見。

そこには「何が日本のアニメをここまで人気にさせたのか」という質問が書かれていました。

アニメは想像力を刺激し、恋に落ちたり、笑わせたり泣かせたり、1つのアニメで両方の事ができる。

例えアニメが嫌いな人でも、高いクオリティを誇る作品を否定できない(「進撃の巨人」とか)。

アニメにはかわいいものや怖いものが沢山ある。それは私達を物語の中に引き込み、光を当てたり暗いムードにさせることもある。でもそれもユーモアで楽しみの1つ。

アニメは毎日の日常から脱出させてくれる。そして何よりも、私たちに何かを与えてくれる。

Quoraより引用・翻訳

そうなんです、アニメに言語や文化の壁なんて関係ない!

世界中のアニメファンも、日本のアニメファンと同じ様に楽しませてくれるんですね。

アニメを好きになることに、難しい理由は必要ないのかもしれません。

ただ面白いと思えるから。引き込まれるから。それだけで十分!!

皆さんはどう思われるでしょうか?

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