イギリス英語とアメリカ英語。
違うと言われているけれど、いまいち何が違うのか分からない…。
そう考えている人は意外と多いのでは?
実はこの2つの英語、かなりの違いがあるんです。
発音や単語、更には発音の違いまで( ゚Д゚)
ややこしいです…同じ英語だというのに(笑)
ということで今回は、実際にイギリスとアメリカ両方に留学していた私が、イギリス英語とアメリカ英語の違いについてお話していきます。
発音でのイギリス英語とアメリカ英語の違いとは?
留学前に私が最も苦労したのがこれ。「発音の違い」でした。
細かい発音の違いは言い出したらキリがありません。
ですが1番大きな違いはこの6点。
アメリカ英語
・全体が流れるような感じ。
・子音の前の「R」を発音する。
・「T」が消えやすい。
イギリス英語
・単語の1つ1つをしっかり発音する。
・子音の前の「R」はあまり発音しない。
・「T」をしっかり発音する。
例)What is it?
アメリカ英語 → ワァッ イズ イッ?
イギリス英語 → ワァット イズ イット?
簡単にカタカナにしてしまうと、こんな感じに。
アメリカ英語では「T」が消えていることが、お分かり頂けたかと思います。
また単語をはっきりと発音するイギリス英語は、カタカナ英語に近いと言われています。
日本人が学校で教えられるのはアメリカ英語ですが、イギリス英語の方が聞き取りやすいかもしれません。
と言っても私は、アメリカ英語を聞き取るのは割と得意だったのですが、逆にイギリス英語の独特な発音にはどうしても慣れませんでした。
留学前にYoutubeでイギリス英語を聞きまくり、何とか慣れてから行きましたよ(笑)
人によって好みがあるでしょうし、自分の発音は好きな方を選んでOK。
しかしリスニング面では、両方の英語を聞き取れるようになる必要があるかと思います。
単語でのイギリス英語とアメリカ英語の違いとは?
イギリス英語では1階を「Groundfloor」、2階を「First floor」、
アメリカ英語では1階を「First floor」、2階を「Second floor」、
と言うのは有名な話ですよね。
他にも多くの違いがあります。
アメリカ英語、イギリス英語 単語の違い・例一覧
日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
エレベーター | elevator | lift |
映画 | movie | film |
クッキー | cookie | biscuit |
会計 | check | bill |
飴 | candy | sweet |
フライドポテト | fries | chips |
休暇 | vacation | holiday |
出口 | exit | way out |
アパート | apartment | flat |
地下鉄 | subway | underground, tube |
片道 | one-way | single |
往復 | round trip | return |
高速道路 | free way | motorway |
サッカー | soccer | football |
ガス | gas | petrol |
消しゴム | eraser | rubber |
幼稚園 | kindergarden | nursery school |
小学校 | elementary school | primary school |
中学校 | junior high school, middle school | secondary school, middle school |
思いつくだけでも沢山ありますね(゚д゚lll)
これでもまだまだ一部。あげていけばキリがありません(笑)
とくに私が留学して驚いたのがこの3つです。
日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
夜ご飯 | dinner | supper |
気を付けて(電車やバスでのアナウンス) | watch your step | mind the gap |
また後で | see you later | see you in a while |
イギリスに行った時に驚きました(笑)
特に夜ご飯を「supper」と言うのは初耳でしたね。
実際にイギリス人のホストマザーに聞いてみたところ「夜ご飯」と「また後で」の言い方は、よりイギリスらしい言い方だそうです。
(ちなみにどちらもイギリスでは通じます。)
また気を付けて、という言い方の違いも印象に残っています。
よく電車に乗る時の、「足元にご注意ください」というやつですね。
イギリス英語では「隙間に注意を」、アメリカ英語では「足元を見て」と表現されています。
意味合い的には似たようなものですが、イギリスでアメリカ式、アメリカでイギリス式の言い方を聞くことはありませんでした。
スペルでのイギリス英語とアメリカ英語の違いとは?
個人的に一番ややこしいと感じたのが「スペル」の違いです。
イギリス留学中は何度も、書いた作文をスペルミスがあると訂正されました(笑)
先生に聞くと「それはアメリカ英語だよ」と言われましたね(´・ω・`)
私のようにならないよう、皆さんは違いをしっかり覚えておいてください!
アメリカ英語、イギリス英語 スペルの違い・例一覧
日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
色 | color | colour |
お気に入りの | favorite | favourite |
味 | flavor | flavour |
名誉 | honor | honour |
中心、真ん中 | center | centre |
劇場 | theater | theatre |
謝る | apologize | apolonise |
免許 | license | licence |
モノローグ | monolog | monologue |
気が付く | realize | realise |
防御 | defense | defence |
練習する | practice | practise |
などなど。
他にもたくさんありますが、特に日常でよく使われる単語をあげさせていただきました。
これだけでも覚えておくと全く違いますよ!
まとめ
ということで今回は、イギリス英語とアメリカ英語の「発音の違い」「単語の違い」「スペルの違い」についてお話ししました。
一口に英語と言っても、かなりの違いがあることがお分かりいただけたでしょうか?
イギリスに生まれてからずっと住んでいる、ネイティブスピーカーの私のロンドン留学中のホストマザーは、「アメリカは好きだけど、英語違いすぎて住みたくない」とおっしゃっていました。
皆さんもイギリス・アメリカに行かれる際は、ぜひ英語の違いを学んでみてくださいね!