イギリスにあるロンドンの美術館・博物館は「無料」。
大英博物館やナショナルギャラリーなど、多くの有名な美術館があるロンドン。
そのほとんどが無料なことを知っていますか?
物価が高いと言われているロンドンで、無料で美術館や博物館、ギャラリーを楽しめるなんて驚きですよね!
これは行かない手はない!
そこで今回は「イギリス・ロンドンの無料美術館・博物館編」をご紹介します。
なぜイギリス・ロンドンの美術館は無料なの?その理由とは?
イギリスには、「アートはみんなの物であり、誰にでも平等に楽しめるべきだ」という考えがあります。
その為上流階級の人たちだけでなく、誰でも無料で入れるようになっているんです。
芸術が好きなイギリスらしい、素敵な考え方ですよね^^
無料の美術館は全て寄付金で成り立っています。
もし美術館を楽しめたのであれば、少しでもいいので募金箱にお金を入れてみてくださいね!
では早速ここからは「ロンドンの無料美術館・博物館編」をご紹介していきます!
イギリス・ロンドンの無料美術館を紹介!
① ナショナル・ギャラリー
1824年に設立された、ロンドンのトラファルガー広場にある美術館です。
13世紀半ばから1900年頃までの作品が飾られています。
特に有名なコレクションと言えば、フィンセント・ファン・ゴッホが1888年に描いた「ひまわり」や、レオナルド・ダ・ヴィンチが1503年~1506年に描いた「岩窟の聖母」。
他にもフェルメールやモネ、ミケランジェロの絵が展示されています。
何時間でもいられるほど大きな美術館で、セインズベリー・ウイング、ウエスト・ウイング、ノース・ウイング、イースト・ウイングの4つに分かれているのが特徴です。
あまりの広さに私は何度迷ったことか(笑)
マップは1ポンド、音声ガイドは12.95ポンドで借りられるので、そちらを借りてみるのもお勧めです。
もちろん日本語にも対応していますよ!
名前 | The National Gallery |
住所 | Trafalgar Square, London WC2N 5DN イギリス |
電話番号 | +44 20 7747 2885 |
営業日 | 毎日(金曜日以外) 10:00~18:00、金曜日 10:00~21:00 |
公式サイト | ナショナル・ギャラリー公式サイト(英語) |
② ナショナル・ポートレート・ギャラリー
1856年に設立された、ナショナル・ギャラリーの別館の美術館です。
名前の通り、ポートレート (肖像画) を中心に扱っています。
イギリスの歴史上の著名人などの肖像画・彫刻・写真などジャンルも様々で、展示品の数は約1300点。
ナショナル・ギャラリーより人が少なく、静かなので私はこちらの方が個人的に好きです。
よく彫刻をスケッチしている芸術家さん達を見かけますね。
ナショナル・ギャラリーより少し小さい建物で、周りは人で溢れかえっている為、始めていく場合は入り口が見つけにくいかもしれません。
トラファルガー広場の正面から、右にある坂を上ってすぐの場所にありますよ!
道なりに2~3分ほどで見つけられるはずです。
名前 | National Portrait Gallery |
住所 | St. Martin’s Pl, London WC2H 0HE イギリス |
電話番号 | +44 20 7306 0055 |
営業日 | 月~水&土・日曜日 10:00~18:00、木・金曜日 10:00~21:00 |
公式サイト | ナショナル・ポートレート・ギャラリー公式サイト(英語) |
③ テート・ブリテン
2001年に名前を新しくし、再開館した美術館です。
建物は、1897年に「ナショナル・ギャラリー・オブ・ブリティッシュ・アート」として建設されました。
1500年代から現代までの、イギリスの美術が展示されているのが特徴です。
テムズ川沿いにそびえ立つ美術館で、向かい側には「007」のジェームズ・ボンドで有名な秘密諜報機関MI6の建物があります。
とくに有名な作品は、ジョン・エヴァレット・ミレーが1852年に描いた「オフィーリア」など。
美術館を入ってすぐ、白を基調とした広間が現れ、全体的に落ち着いた雰囲気。
観光で疲れた時、ぶらりと立ち寄ってみるのもオススメです。
名前 | Tate Britain |
住所 | Millbank, Westminster, London SW1P 4RG イギリス |
電話番号 | +44 20 7887 8888 |
営業日 | 月~日曜日 10:00~18:00 |
公式サイト | テート・ブリテン公式サイト(英語) |
④ テート・モダン
2000年にバンクサイド発電所を改造し、新しく開館した美術館です。
他の有名な美術館とは違い、近代・現代美術コレクションを展示しています。
見た目は重々しいブロックの建物ですが、中はとても綺麗な新しい美術館です。
この美術館の魅力と言えば、10階にある無料展望台!
展望台で10階というと低く感じるかもしれませんが、眺めは最高なんです。
(こちらが実際の、ート・モダンからの景色。ロンドンでは珍しい晴天、綺麗な眺めです。)
特にテムズ川にかかるミレニウム・ブリッジと、その奥に見えるセント・ポール大聖堂は一見の価値あり
不思議な魅力を持つ近代アートばかりなので、15~19世紀などのアートに興味がない方や子供でも楽しめるはずです。
名前 | Tate Modern |
住所 | Bankside, London SE1 9TG イギリス |
電話番号 | +44 20 7887 8888 |
営業日 | 月~木&日 10:00~18:00 金・土曜日 10:00~22:00 |
公式サイト | テート・モダン公式サイト(英語) |
⑤ ウォーレス・コレクション
1987年に設立され、1900年に一般公開された美術館です。
ポイントは何と言っても、本物の貴族の家を美術館にして現在もそのまま残されていること。
15世紀~19世紀の美術作品、18世紀のフランスの絵画、家具や装飾品・武器などが展示されています。
元々貴族の家なだけあって、建物自体が1つの展示物のよう。
壁や天井、照明に至るまで全てが豪華で目を奪われます。
実はあまり知られていない穴場の美術館で、アクセスも抜群。
ボンドストリート近くの高級ショッピングモール・セルフリッジズから徒歩6分で行くことができます。
近くで買い物される場合は、ぜひ一緒に立ち寄ってみてくださいね!
名前 | The Wallace Collection |
住所 | Hertford House, Manchester Square, Marylebone, London W1U 3BN イギリス |
電話番号 | +44 20 7563 9500 |
営業日 | 月~日曜日 10:00~17:00 |
公式サイト | ウォーレス・コレクション公式サイト(英語) |
⑥ サーペンタイン・ギャラリー
1970年に開館した、近代・現代アートの美術館です。
ロンドンを代表する公園であるハイド・パーク横の、キャサリン妃の住むケンジントン宮殿がある、ケンジントン・ガーデンズ内にあります。
公園内をぶらぶら歩いていると現れる、クラシックな可愛らしい建物です。
他の美術館に比べて大きさは小さめですが、中はとっても楽しいカラフルな美術品が並びます。
こちらもアートに詳しくない人や、子供でも楽しみやすいですよ♪
名前 | Serpentine Gallery |
住所 | Kensington Gardens, London W2 3XA イギリス |
電話番号 | +44 20 7402 6075 |
公式サイト | サーペンタイン・ギャラリー公式サイト(英語) |
イギリス・ロンドンの無料博物館を紹介!
⑦ 大英博物館
イギリスを代表する博物館と言えば、言わずと知れたこの博物館!
1759年に開館されました。
「1日あっても全てを見ることはできない」と言われるほどの大きさで、800万以上の世界中の美術品・書籍・遺物などが飾られています。
またイギリス人には別名「泥棒博物館」と呼ばれているほど、略奪品が多いことでも有名です。
ここに行く際は、ある程度何が見たいのかを下調べしておくのがオススメ。
計画しておかないと、広すぎて周り切れないです…。現に私も、結局全て見ることは叶いませんでした。
私の二の舞にならないよう、ある程度見たいものを絞ってから訪れてくださいね!
名前 | British Museum |
住所 | Great Russell St, Bloomsbury, London WC1B 3DG イギリス |
電話番号 | +44 20 7323 8299 |
営業日 | 月~木曜日&土・日曜日 10:00~17:30 金曜日 10:00~20:30 |
公式サイト | 大英博物館公式サイト(英語) |
⑧ ヴィクトリア&アルバート博物館
1852年に産業博物館として開館し、1899年に改称、1909年に今の博物館が作られました。
現代美術・古美術・デザインなど、400万点のコレクションが展示されており、何時間居ても飽きません。
私はロンドンの数ある美術館・博物館の中で、このV&Aが一番好きです。
1700年代から1800年代の貴族のドレスなどがたくさん飾られていて、目を奪われますよ。
ファッション好きならぜひ一度立ち寄ってみてください♪
美しいガラス細工や食器類にも注目です!
名前 | Victoria and Albert Museum |
住所 | Cromwell Rd, Knightsbridge, London SW7 2RL イギリス |
電話番号 | +44 20 7942 2000 |
営業日 | 月~木曜日&土・日曜日 10:00~17:45 金曜日 10:00~22:00 |
公式サイト | ヴィクトリア&アルバート博物館公式サイト(英語) |
⑨ ロンドン自然史博物館
1881に建設された、ヴィクトリア&アルバート博物館の隣に建つ博物館です。
自然史系の博物館としては世界でもトップクラスで、恐竜の化石などをはじめとする様々なものが展示されています。
入り口には大きな恐竜の化石が展示されており、迫力満点。
子供は大興奮なのではないでしょうか。
(惑星の中を通り抜けるみたいな?)
またその後ろにある、惑星を通り抜けるエスカレーターもアトラクションのようで面白いです!
私は2回も無駄に上り下りしちゃいました(笑)
名前 | Natural History Museum |
住所 | Cromwell Rd, Kensington, London SW7 5BD イギリス |
電話番号 | +44 20 7942 5000 |
営業日 | 月~日曜日 10:00~17:50 |
公式サイト | ロンドン自然史博物館公式サイト(英語) |
⑩ 国立海洋博物館
世界の時間を決めている本初子午線があることでも有名な、ロンドン・グリニッジ。
そのグリニッジの世界遺産指定地区にある、1937年に開館した博物館です。
その名の通り海事系の展示物が飾られており、船の模型やイギリス海軍の歴史、更にタイタニック号やキャプテン・クックなどのコレクションまで。
世界でも最大級の海事系博物館です。
ロンドンの中心地からは少し離れているのですが、ぜひ訪れてみてください!
オススメは、エンバンクメント・ピアなどからテムズ川を走る水上バスに乗っていくこと。
1時間ほどで、ビックベンやタワーブリッジを眺めながら行くことができますよ!
名前 | National Maritime Museum |
住所 | Park Row, London SE10 9NF イギリス |
電話番号 | +44 20 8858 4422 |
営業日 | 月~日曜日 10:00~17:00 |
公式サイト | 国立海洋博物館公式サイト(英語) |
まとめ
今回は「イギリス・ロンドンの無料の美術館と博物館」分けてご紹介いたしました。
こんなに沢山あるのに、全て無料なんてビックリですよね!
私もお金がなかった留学生時代、何度もお世話になりました(笑)
ロンドンアート巡りをするのも楽しいですよ!
それでは皆さん、イギリス・ロンドンで素敵な旅を♪